Omarchy のアップデート後に Ctrl + Space で日本語入力を切り替える
Omarchy をアップデートしたら、これまで使っていた Ctrl + Space で日本語入力を切り替えられなくなった。調べると、日本語入力のエンジンが変わったのではなく、入力切り替えに関する Omarchy の設定が変わっていた。
この記事は、自分の環境で確認できた設定と、その変更手順のメモだ。
環境と、アップデートで変わったこと
対象の環境では、2026年11月5日に Omarchyが4.0.6から4.5.0に更新されていた。
日本語入力には、それ以前からFcitx5とMozcを使っている。
今回のOmarchy更新でMozcに乗り換えたわけではない。
更新時に実行される入力メソッドの設定処理には、Fcitx5の切り替えキーから Control+space を取り除く処理がある。Omarchy は Ctrl + Space を tmuxやHerdrのプレフィックスに使えるようにしており、日本語入力の切り替えと重ならないようにしているようだ。
更新後の設定では、半角/全角キーや左 Shift 単独での切り替えが用意されていた。
何と競合していたのか
OmarchyのHyprland設定には、Ctrl + Spaceを押したときの「Direct input for the terminal prefix」という割り当てがある。
この割り当てはキーを飲み込むものではない。ターミナルがアクティブなときに Fcitx5 を直接入力モードへ戻し、そのうえでCtrl + Space自体はアプリケーションに通す。tmuxやHerdrがプレフィックスを受け取れるようにするための設定だ。
そのため、Fcitx5側に Ctrl + Spaceの切り替えだけを追加しても、ターミナルでは Omarchy 側の「直接入力に戻す」動作とぶつかる。 実際、Fcitx5の設定を追加して再読み込みしただけでは、手元では切り替えられなかった。
Ctrl + Space を日本語入力に割り当てる
まず ~/.config/fcitx5/config の [Hotkey/TriggerKeys] に Control+space を追加した。ほかの切り替えキーは残している。
[Hotkey/TriggerKeys]
0=Zenkaku_Hankaku
1=Hangul
2=Control+space
次に、~/.config/hypr/bindings.lua に次の行を追加し、OmarchyのCtrl + Spaceの割り当てを解除した。
-- Fcitx の日本語入力切り替えにCtrl + Spaceを使う
hl.unbind("CTRL + SPACE")
変更前には、それぞれの設定ファイルのバックアップを作っている。/usr/share/omarchy/ 以下の標準設定は編集していない。
設定を反映し、Hyprlandの設定エラーを確認する。
hyprctl reload
hyprctl configerrors
fcitx5-remote --check -r
手元ではHyprlandの設定エラーがないこと、Ctrl + SpaceのHyprland側の割り当てがなくなったこと、Fcitx5の実行中の設定に Control+space が入っていることを確認できた。実際のキー操作での切り替えは、この記事を書いた時点ではまだ確認していない。
注意点
Ctrl + Spaceを日本語入力の切り替えに使うと、同じキーをプレフィックスに使うtmux や Herdrの操作に影響する場合がある。両方で使いたい場合は、どちらかのキーを変更する必要がある。
また、Omarchy の入力メソッド設定処理には Ctrl + Space を取り除く処理が含まれているため、今後アップデートや入力メソッドの再設定を行った後に、設定が維持されているか確認したい。