社長になりました。

May 23, 2012,
tags:


このエントリーをはてなブックマークに追加

タイトル通りです。 社長になりました。

創業37年ぐらいの結構長い歴史を持っている製造業です。
食鳥処理機械、工業機械の設計、製造を行っております。

食鳥処理関連の業界ではそれなりのシェアを持っている会社でもあります。
自社製品もありますので、いちおうメーカーになります。

しばらくは株式会社エクスクウェイドのCTOと、南部工業株式会社の代表取締役社長を兼務する形になります。

どうだ、すげーだろ。

って言いたいところだけど、全然そんな事ありません。

南部工業株式会社は元々親戚の方が創業して、2代目が僕の父親が経営していました。
全く継ぐ気はなく、東京でイケメンCTOとして働いているわけです。

5月5日に突然父親が亡くなってしまい、対応できる人間が親族にはいないため、僕が3代目として社長になったわけです。

ただ、残念なことに会社の業績はあまりよろしくなく、経営状況も最悪です。

37年ぐらい続いて、ある程度ユーザーもいるメーカー企業であり、需要もそこそこはありますが、さすがに今後経営を続けていくことが厳しいと判断いたしました。
従業員の方々には本当に申し訳ないと思いましたが、辞めていただく事になりました。

父親が必死に守っていた会社を廃業させるということは本当に心苦しいことではありますが、廃業することを決意しました。

一応登記上は5月31日までという事になります。

まあ、生前父も「俺の代で会社を終わらせる」と言っていたので、今は全力で会社を終らせることが父親に供養になるかと思います。そう信じています。

今は残務整理に追われている状況で、静岡と東京を行ったり来たりしています。
イケてるサラリーマンみたいに、新幹線乗りまくっています。

よく最近は取引先の方と連絡をとることが多いのですが、意外といろいろな方に慕ってもらっていて息子としても嬉しい限りです。

同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
食鳥関係の方々、特に農場関連の方々には今後機械のメンテナンスやアフターケアができなくなってしまい、非常に申し訳なく思っております。
機械だってそんなに安いものではないので、他のメーカーさんのものに買い直すっていっても資金が必要ですからね…

本来なら兄、姉が継がないって時点で僕が継ぐべきでしたが、父の意向もあって僕はチャラいIT系エンジニアになってしまったわけです。
会社のいろいろな資料を見ていると父親が僕たちに継がせたくないって言ってた気持ちもわかる気がします。

このプレッシャーのなか戦っていた父はものすごく偉大な人だったんだなぁーと今となっては尊敬しています。
会社がものすごい大変な状況なはずなのに、家ではそんな姿を見せずに、ずっとがんばっていたんだと思うと、今の自分がものすごいちっぽけな存在で、まだまだだなぁーと改めて痛感しました。
自分だって東京でがんばっているし、父親には負けないぐらいがんばっていると思ったんですが、自分は全然まだまだでした。

正直、父親が亡くなった事でやっぱ結構辛いし、CTOとしての仕事も忙しく、南部工業の残務整理もしなければならなくてものすごく苦しいのは事実です。

でも、今のこの現状を乗り越えることが父親を超えるための大きな1歩だと信じて全力でがんばっていこうと思います。

comments powered by Disqus